コーヒースケールのおすすめが知りたい!
そもそもコーヒースケールってなに?
こういった疑問や要望にお答えしていきます。
楽にドリップ淹れることできるコーヒースケールですが、本記事ではそんなコーヒースケールの使い方や機能について解説しています。後半では機能別のおすすめ商品もご紹介!
- コーヒースケールとは、抽出の際に重さと時間が同時に計れる器具
- コーヒースケールは様々な種類がある
- おすすめは「BOMATA コーヒー ドリップスケール」「HEROコーヒー多機能電子秤」などがある
- タイマーと併用すれば、キッチンスケールでも代替が利く
コーヒー豆研究所は、日本安全食料料理協会(JSFCA)認定のコーヒーソムリエ、げんた(@topcoffeelab)が監修しています。
それでは早速見ていきましょう!
コーヒースケールとは?
コーヒースケールとは、重さだけでなく時間が同時に計測できる計りのことです。
抽出の際にコーヒースケールで計測する重量と時間は主に以下の通り。
- 豆の重量
- お湯の量
- 蒸らし時間
- 抽出時間
コーヒーの味わいは豆自体の持つ要素のみで決定されるのではなく、上記のような要素もコーヒーの味を決めるうえで非常に重要な役割を果たします。
キッチンスケールとの大きな違いは、やはり時間が計測出来るかどうかです。
その他にもコーヒースケールによってはドリップの際に便利な様々な機能を持っているものがあるよ!
コーヒースケールはなぜ必要?
繰り返しになりますが、コーヒーの味わいを決めるのは豆の産地や焙煎だけではありません。
抽出自体もコーヒーの味わいに大きな影響を与えます。
抽出の要素における味わいへの影響は以下の表のとおりです。
要素 | 少ない(短い) | 多い(長い) |
---|---|---|
豆の量 | 味が薄くなる | 味が濃くなる |
お湯の量 | 味が濃くなる | 味が薄くなる |
抽出時間 | 味が薄くなる | 味が濃くなる |
他にも苦味やえぐみといった味わいへの影響もあります。
これらの要素を1つの計りで管理できるようにしたのがコーヒースケールといえます。
コーヒースケールであれば1つで済む
キッチンスケールとキッチンタイマーでも代用することは可能ですが、コーヒースケールであれば1つで済むので煩わしさがありません。
もちろんコーヒースケールやタイマーが無くても抽出自体は可能ですが、計測しながら抽出を行なうことで自分なりのレシピを持つことが出来たり、レシピの再現自体が容易となります。
つまり、安定した抽出を行なうことが出来るようになるのです。
コーヒースケールというと上級者アイテムのように感じますが、むしろ初心者こそおすすめのアイテムといえます。
もちろんハンドドリップに慣れている人にもおすすめです!
コーヒースケールを選ぶ際のポイント
コーヒースケールには様々な種類や機種が存在します。
そんなコーヒースケールを選ぶ際のポイントは大きく上げると以下のとおり。
- 機能性
- 予算
- コーヒー以外の使い道
順番に解説していきます。
機能性
まず外せないポイントとして「機能性」があげられるでしょう。
コーヒースケールは重量と時間が計れるものが基本ですが、それ以外にも流量を計れるものや抽出を始めると自動で時間の計測がスタートするものなど様々な機能を持ったものがあります。
とっても便利な機能だね!
ハイエンドなモデルになるとアプリと連携できるものや0.01gまで計れるものもありますが、機能が増えれば増えるほど金額が高くなることが多いのも事実。
自身がどのような抽出を行なうのか、どういった機能が必要なのかは購入前によく考えるようにしましょう。
予算
機能性を考えると同時に決める必要があるのが「予算」です。
コーヒースケールには安いものから高いものまで様々なものが存在していますが、基本的に機能性と価格は比例する場合が殆ど。
またコーヒースケールの価格帯は非常に幅が広く、約3000円程度のお手頃なものから40000円を超えるようなものもあります。
抽出の時間や豆の重量を計るといった単純な使用の際はお手頃な価格のものでも問題なく使用できるため、ドリップを始めたばかりの人はまずこちらがおすすめです。
しかしアプリ連携を行ったりドリップする際のスピードを正確に知りたい場合など、高い機能性を求める場合は10000円以上すると考えた方がいいでしょう。
まずはお手頃なものから始めて、より追求したくなった時に高価なものへ買い換えるという手もあります。
コーヒー以外の使い道
コーヒースケールをキッチンスケールとしても代用したい際に外せないのが「防水性」です。
もちろん、コーヒースケールの中には防水機能がついたものもありますが、普通のものと比べるとやや割高となります。
特に調理に使用するとなると濡れるリスクに加え汚れるリスクも大きいもの。
定期的にスケールを洗いたい場合や、水濡れによるリスクを避けたい場合は防水性能のあるキッチンスケールを選んだ方が安くつくこともあります。
ドリップをメインで使用するのか、キッチンスケールの延長で使用するのかは購入前によく考えよう。
コーヒースケールのおすすめ9選!通販で買える
ここからは様々な機能を持ったものや、様々な価格帯のコーヒースケールの中でおすすめの商品をご紹介していきます。
今回ご紹介するのは以下の9点です。
- BOMATA コーヒー ドリップスケール
- HEROコーヒー多機能電子秤 (白)
- Oneon ドリップスケール 3kg
- Acaia Pearl Model S
- HARIO(ハリオ)コーヒースケール ジミー
- Acaia Scale Lunar
- タニタ 洗えるクッキングスケール
- TIMEMORE BLACK MIRROR BASIC PLUS
- HARIO V60ドリップスケール ブラック VSTN-2000B
それでは順番にみてみましょう!
1. 2種類のカウント機能付きでこの価格「BOMATA コーヒー ドリップスケール」
タイマー機能とカウントダウン機能の2種類のカウント機能がついたコーヒースケールです。
他にも載っている物の重量を差し引いて計測出来る風袋引き機能や、ミルク専用の単位切替機能(ml)もついていてこの値段なので非常に高コスパ。
電源方式も充電式と乾電池の両方が使えて非常に便利です。
機能性や価格を考えると、初心者の方には自信を持っておすすめできます!
商品詳細
計量範囲 | 0.5g〜3kg |
計量単位 | 0.1g |
自動計測 | なし |
アプリ連携 | なし |
電源方式 | USB 充電、単4電池 |
防水性能 | なし |
本体サイズ | 長さ19.5 x幅 13 x高さ 2.8 cm |
本体の重量 | 350g |
価格 | 2980円 |
2. お湯を注ぐと自動で計測が始まる「HEROコーヒー多機能電子秤 (白)」
抽出を開始すると自動的に時間のカウントが開始される機能のついたコーヒースケールです。
お湯を注ぐタイミングとボタンを押すタイミングのズレがなくなるため、正確な時間を計ることが出来ます。
また、単位の切替機能が充実しており「g、ml、o、lb」が選択できるので様々な場面で使用出来るのも大きなポイント!
商品詳細
計量範囲 | 3kg-5kg(選択可能) |
計量単位 | 0.1g |
自動計測 | あり |
アプリ連携 | なし |
電源方式 | USB充電 |
防水性能 | なし |
本体サイズ | 長さ15.5 ×幅 16×高さ2.8cm |
本体の重量 | 540g |
価格 | 5300円 |
3. 薄型設計で収納に困らない「Oneon ドリップスケール 3kg」
薄型設計でスタイリッシュなデザインの収納に困らないコーヒースケールです。
シリコンパッドはデザイン性だけでなく滑りにくさを備えており、コーヒーを誤ってこぼしてしまうリスクが低いのでとっても安心!
電源を入れてから計測開始までの立ち上がりが早いという点も、何度も使っていくうえで嬉しいポイントです。
商品詳細
計量範囲 | 0.001g〜3kg |
計量単位 | 0.1g |
自動計測 | なし |
アプリ連携 | なし |
電源方式 | 単4電池×3本 |
防水性能 | なし |
本体サイズ | 長さ18×幅13×高さ3cm |
本体の重量 | 335g |
価格 | 3499円 |
4. 本格的にドリップを練習したいならコレ「Acaia Pearl Model S」
コーヒーレシピを世界中の人とアプリで共有できるコーヒースケールです。
正しくコーヒーで世界中の人と繋がる体験ができます。
正確な計測にぴったりの自動カウント機能もついており、ハンドドリップを更に追求したい人におすすめの1台です。
商品詳細
計量範囲 | 0.1g〜3kg/105.82oz |
計量単位 | 0.1g |
自動計測 | あり |
アプリ連携 | あり |
電源方式 | リチウムイオン充電式 |
防水性能 | なし |
本体サイズ | 長さ16×幅16×高さ3.2cm |
本体の重量 | 約620g |
価格 | 29700円 |
5. 表示部が脱着可能でアプリとも連動「HARIO(ハリオ)コーヒースケール ジミー」
表示部が脱着可能でアプリとも連携可能なコーヒースケールです。
ハンドドリップの際は手元を見るため表示部も自然と目に入りますが、エスプレッソ抽出となるとそうはいきません。
その際に表示部が脱着可能なのは非常に便利な機能です。
アプリには様々なモードがあり、中にはトレーニングモードといったゲーム感覚でチャレンジできるものもあります。
楽しみと実用性のある1台です。
商品詳細
計量範囲 | 0〜2kg |
計量単位 | 0〜200g:0.1g、〜500g:0.5g、〜2kg:1g |
自動計測 | あり |
アプリ連携 | あり |
電源方式 | USB充電式 |
防水性能 | なし |
本体サイズ | 長さ12×幅14.5×高さ2.7cm |
本体の重量 | 800g |
価格 | 12998円 |
6. エスプレッソ専用のコーヒースケール「Acaia Scale Lunar」
エスプレッソの抽出に特化したコーヒースケールです。
設定を変えると最小単位が0.01gになり細かい計測が可能となっています。
熱や水にも強く、非常に薄型のボディはエスプレッソマシン上でも使用することができます。
アプリとの連動も可能で、プロのバリスタがお店で練習や提供を行なうのにもってこいです。
商品詳細
計量範囲 | 0.1g〜2kg |
計量単位 | 最小0.01g |
自動計測 | あり |
アプリ連携 | あり |
電源方式 | USB充電式 |
防水性能 | あり |
本体サイズ | 長さ10.5×幅10.5×高さ1.5g |
本体の重量 | 270g |
価格 | 39880円 |
7. こぼしても安心な防水加工「タニタ 洗えるクッキングスケール」
こちらは正確にはコーヒースケールではありませんが、防水性や微量モードでドリップの際にも活用出来るクッキングスケールです。
最小単位の変更が出来るため、豆の量や水量の微調節が可能となっています。
また、洗えるほど水に強いため万が一コーヒーをこぼしてしまっても故障の心配がありません。
ドリップの際は手持ちのタイマーを併用することになりますが、料理の際の汚れや水濡れにも安心して使用出来るスケールなので自宅用におすすめです。
商品詳細
計量範囲 | 0〜2kg |
計量単位 | 通常1g、微量モード0.1g |
自動計測 | なし |
アプリ連携 | なし |
電源方式 | 単4電池×2本 |
防水性能 | あり |
本体サイズ | 長さ21.6×幅14.3×高さ3.9cm |
本体の重量 | 550g |
価格 | 4433円 |
8. スタイリッシュかつ多機能で高コスパ「TIMEMORE BLACK MIRROR BASIC PLUS」
隠しLEDが近未来的でスタイリッシュなコーヒースケールです。
自動計測モードは手動モードと切替可能となっています。
他にも風袋引き機能といった必要な機能は備わっており、自宅でおしゃれで本格的なハンドドリップを楽しみたい人におすすめの1台です。
Amazonチョイスにも選ばれているね!
商品詳細
計量範囲 | 0.5〜2kg |
計量単位 | 0.1g |
自動計測 | あり |
アプリ連携 | なし |
電源方式 | USB充電式 |
防水性能 | なし |
本体サイズ | 長さ15.2×幅13×高さ2.6cm |
本体の重量 | 380g |
価格 | 5700円 |
9. 専用のドリップスタンドにセット出来る「HARIO V60ドリップスケール ブラック VSTN-2000B」
ハリオのV60コーヒードリップステーションとセットで使用できるコーヒースケールです。
機能は必要最低限のシンプルさで操作に迷うことがなく、初心者や中級者の方でも使いやすい1台ではないでしょうか。
単体での使用はもちろん、専用のドリップステーションにセットすることができるため使用感も見栄えも良いのが魅力的。
自宅はもちろんお店での使用にもおすすめです。
商品詳細
計量範囲 | 2g〜2kg |
計量単位 | 2〜200g:0.1g、〜500g:0.5g、〜2kg:1g |
自動計測 | なし |
アプリ連携 | なし |
電源方式 | 単4電池×2本 |
防水性能 | なし |
本体サイズ | 長さ19×幅12×高さ2.9cm |
本体の重量 | 258g |
価格 | 6600円 |
おすすめコーヒースケールの比較表
比較内容 | BOTAMA コーヒー ドリップスケール | HEROコーヒー多機能電子秤 (白) | Oneon ドリップスケール 3kg | Acaia Pearl Model S | HARIO(ハリオ)コーヒースケール ジミー | Acaia Scale Lunar | タニタ 洗えるクッキングスケール | TIMEMORE BLACK MIRROR BASIC PLUS | HARIO V60ドリップスケール ブラック VSTN-2000B |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
計量範囲 | 0.5g〜3kg | 3kg-5kg(選択可能) | 0.001g〜3kg | 0.1g〜3kg/105.82oz | 0〜2kg | 0.1g〜2kg | 0〜2kg | 0.5g〜2kg | 2g〜2kg |
計量単位 | 0.1g | 0.1g | 0.1g | 0.1g | 0〜200g:0.1g、〜500g:0.5g、〜2kg:1g | 最小0.01g | 通常1g、微量モード0.1g | 0.1g | 2〜200g:0.1g、〜500g:0.5g、〜2kg:1g |
自動計測 | なし | あり | なし | あり | あり | あり | なし | あり | なし |
アプリ連携 | なし | なし | なし | あり | あり | あり | なし | なし | なし |
電源方式 | USB充電、単4電池 | USB充電 | 単4電池×3本 | リチウムイオン充電 | USB充電 | USB充電 | 単4電池×2本 | USB充電 | 単4電池×2本 |
防水性能 | なし | なし | なし | なし | なし | あり | あり | なし | なし |
本体サイズ(長さ×幅×高さ) | 19.5×13×2.8cm | 15.5×16×2.8cm | 18×13×3cm | 16×16×3.2cm | 12×14.5×2.7cm | 10.5×10.5×1.5cm | 21.6×14.3×3.9cm | 15.2×13×2.6cm | 19×12×2.9cm |
本体の重量 | 350g | 540g | 335g | 620g | 800g | 270g | 550g | 380g | 258g |
価格 | 2980円 | 5300円 | 3499円 | 29700円 | 12988円 | 39880円 | 4433円 | 5700円 | 6600円 |
上記でご紹介したおすすめのコーヒースケールの詳細が一目で分かる比較表をご用意しました。
購入前にこちらの表でスペックを比較して検討する際の参考にしてくださいね!
機能性や電源方式、価格帯に至るまで本当に様々な種類があるんだね!
失敗しないコーヒースケールのおすすめの使い方
コーヒーを抽出するのに大変おすすめなコーヒースケールですが、慣れないうちはその操作に戸惑ってしまうかも知れません。
特に注意したいのが1投目です。
自動計測機能がついているコーヒースケールではあまり心配はいらないものの、注ぎ始めと同時にスタートボタンを押すというのは案外難しいもの。
2つのことを同時にすると慌ててしまうもんね…
タイミングがずれてしまったり、慌ててしまって想像より多くの湯量を注いでしまうことがよくあるのです。
そんな方におすすめの方法は、1投目の秒数をあらかじめ進めておき一旦停止をして注ぎ終えてから計測を再開するというもの。
レシピにもよりますが、おおよそ10秒程度を目安にするとよいでしょう。
そうすることで1投目の湯量も安定し、2投目以降の抽出も集中することができます。
コーヒースケールを代用したい場合
コーヒースケールの購入にお悩みの方は、キッチンスケールで代用するという方法もあります。
キッチンスケールで豆の量や注ぐお湯の量を計りながら、手持ちのキッチンタイマーやスマホのタイマーで時間を計測することで実質コーヒースケールと同じようなことができるのです。
コーヒースケールであれば1つで済むため、煩わしさがないのが大きな利点ですが、物をあまり増やしたくない人はまずこの方法を試してみるものアリかもしれません。
大事なのは量と時間をしっかりと計ることです!
おすすめのコーヒースケールを使ってもっとドリップにこだわってみよう!
ここまでコーヒースケールの機能や利便性、おすすめの商品に至るまでをご紹介してきました。
以下がこの記事のまとめとなります。
- コーヒースケールとは、抽出に置ける重要な要素である重さと時間が同時に計れるもの
- 価格帯や機能性まで様々な種類のものがある
- 数字が分かるため安定した抽出を行なうことができる
- 初心者こそおすすめ
- タイマーと併用すればキッチンスケールでも代用は可能
筆者もコーヒースケールを使用してドリップを行っていますが、蒸らし時間や1投目の量などの様々な計測が1台でできるため非常に便利だと感じています。
安定した味わいが出せるのがコーヒースケールの1番大きなメリットです。
また、数字が見えるからこそ細かい調整がしやすいという利点もあります。
ハンドドリップを始めたばかりだと「これでいいのかな?」と悩むことがあるのではないでしょうか?
そんな悩みをコーヒースケールが解決してくれるかも知れませんよ!
コーヒースケールを揃えたら、他にも購入しておくべき道具があります。
気になる方は「初心者におすすめのコーヒーグッズ16選!おしゃれに飾れる収納も紹介」の記事をチェック!