カフェインレスコーヒー豆のおすすめが知りたい!
スタバとかタリーズ、カルディなどの定番のコーヒー豆を教えてほしい!
こういった疑問や要望にお答えしていきます。
- そもそもカフェインレスとは何か
- カフェインレスのおすすめコーヒー豆
- カフェインレスのコーヒーの作り方
コーヒー豆研究所は、日本安全食料料理協会(JSFCA)認定のコーヒーソムリエ、げんた(@topcoffeelab)が監修しています。
それでは早速見ていきましょう。
カフェインレスとは?コーヒー豆を知る前に覚えておきたいこと
そもそもカフェインレスとは一体なんでしょうか?
「レス」とは、「less」の意味で「無くなる、取り除く」という意味があります。
つまり「カフェインレスコーヒー」や「デカフェ」とは、カフェインの含有量が少ないコーヒーのことを指します。
日本では明確な基準が設けられていませんが、ヨーロッパではカフェイン含有率0.1%など一定の基準未満と定められています。
また、カフェインレスと似た言葉に以下の用語があることでしょう。
- デカフェ
- ノンカフェイン・カフェインフリー
順番に解説していきます。
デカフェ
カフェインを含んでいるものから、カフェインを取り除いて減らしたコーヒーを指します。
カフェインが「ゼロ」ではなく、ごくわずかに含まれている状態です。
デカフェについては「デカフェコーヒーとは?カフェインレスとの違いからおすすめの豆まで」の記事を参考にしてみてください。
ノンカフェイン・カフェインフリー
カフェインが含まれていない飲み物のことを言います。
カフェインを一切摂りたくない場合は、「ノンカフェイン」や「カフェインフリー」を選ぶと良いでしょう。
また、カフェインには様々な効果があります。まとめるとこんな感じです。
- 覚醒効果
- 頭痛を軽減する効果
- 心筋の働きを高める効果
- 脂肪の分解効果
- 利尿作用効果…etc.
特に一番の覚醒効果は強く、睡眠の妨げ担ってしまうことが多々あります。
詳しくは「コーヒーに含まれるカフェイン効果とは?摂取量の目安からおすすめまで」の記事を参考にしてみてください。
つまり、これらのカフェインの効果をカフェインレスにすることで無くすことが出来るのです。
またカフェインをなくしてしまうと、どうしてもコーヒーらしい味わいが楽しめなくなってしまうことがほとんどですが、今回お伝えするのは全く遜色ないコーヒー豆ばかりです。
それぞれの特徴を詳しくご紹介していくので、参考にしてみてください。
1. 酸味が少ないカフェインレスコーヒー豆「スターバックス カフェインレス カフェベロナ」
最初にご紹介するおすすめのカフェインレスコーヒー豆は「スターバックス カフェインレス カフェベロナ」。
スタバから販売されている、ダークローストのコーヒー豆です。
フルボディーで酸味が少ないスムーズな味わいが特徴的。
ラテンアメリカ産のアラビカ豆を使用し、毎朝のコーヒーとして優雅なスターバックステーストを家庭で楽しみましょう!
カフェインレスのグラウンドコーヒーも味わいも堪能することができます。
※グラウンドコーヒーとは、焙煎コーヒー豆をミルなどを使用して細かく粉状に粉砕したコーヒー粉です。
コーヒー豆の詳細
値段 | ¥2,780 |
---|---|
内容量 | 300g |
ブランド | スタバ |
2. 厳選されたおすすめのカフェインレスコーヒー豆「タリーズ デカフェエチオピアモカ」
続いてご紹介するおすすめのカフェインレスコーヒー豆は「タリーズ デカフェエチオピアモカ」。
今では日本国内に400店舗以上を展開する、スペシャルティコーヒーショップ「タリーズコーヒー」のデカフェエチオピアモカのコーヒー豆になります。
厳選されたエチオピア産の豆が持つ、フルーティな味わいをできるだけ損なわないように「マウンテンウォーター製法」を使っています。
飲んだ後は、しばらく優しいフルーティーな甘みの余韻を感じられるのが魅力。
タリーズの店舗でも販売されていることが多いため、近くに店舗がある人は買い求めやすいでしょう。
コーヒー豆の詳細
値段 | 1,280円(税込) |
---|---|
内容量 | 200g |
ブランド | カルディ |
3. 甘い香りのカフェインレスコーヒー豆「カルディ 焙煎珈琲 有機 デカフェ エチオピアモカ」
続いてご紹介するおすすめのカフェインレスコーヒー豆は「カルディ 焙煎珈琲 有機 デカフェ エチオピアモカ」。
香りや味わいにも満足出来る、探し続けてきたデカフェコーヒーがついに、カルディから販売されました!
エチオピアモカ花のような甘い香りと、やや深煎りの際立つローストアーモンドのようなコクが特徴です。
薬品を使わず天然水で抜いたカフェインコーヒー
香り高いモカを使うことによって、飲みごたえだけでなく、美味しいカフェインレスコーヒーに仕上がっています。
またこちらのコーヒー豆はコーヒーは薬品を使わず、天然水でカフェインを抜く技術を駆使して出来上がりました。
コーヒー豆の詳細
値段 | ¥2,200 |
---|---|
内容量 | 200g |
ブランド | カルディ |
4. クセのないのカフェインレスコーヒー豆「ラバッツァ デカフェ (カフェインレス) VP」
続いてご紹介するおすすめのカフェインレスコーヒー豆は「ラバッツァ デカフェ (カフェインレス) VP」。
カフェインを90%以上取り除いたコーヒー豆を使ったクセのないレギュラーコーヒー豆です。
あらゆる飲み方に合うね。
ペーパードリップで淹れる場合は極細挽きのため、ゆっくり濃いめに入れるのがおすすめ。
カフェラテを入れる場合には、濃いめのミルクが美味しさを引き立ててくれます。
たっぷりと氷を入れたグラスに注げばアイスカフェラテに早変わりします!
生産国はブラジル・コロンビアなどです。
コーヒー豆の詳細
値段 | ¥968 |
---|---|
内容量 | 250g |
ブランド | ラバッツァ |
5. カフェインレスコーヒー豆ならこれ「カフェインレス コーヒー豆 by Tokyo Coffee Decaf」
続いてご紹介するおすすめのカフェインレスコーヒー豆は「カフェインレス コーヒー豆 by Tokyo Coffee Decaf」。
人気のシングルオリジン(ストレート)で出来たブラジル産のカフェインレスコーヒー豆 です。
安心・安全のスイス式水抽出法でカフェインを98.31%カットしています。
南米の中でもコーヒーの産地として有名なブラジルの人気コーヒー豆を是非一度試してみてください。
クリーミーなボディが特徴で、甘さがあるにも関わらずさっぱりした後味です。
ミルクチョコレート、チェリー、ヘーゼルナッツのような風味が感じられます。
コーヒー豆の詳細
値段 | ¥1,316 |
---|---|
内容量 | 200g |
ブランド | TOKYO COFFEE 東京コーヒー |
6. 99.9%カフェインカット「ウィンドファーム有機栽培カフェインレスコーヒー豆」
最後にご紹介するおすすめのカフェインレスコーヒー豆は「ウィンドファーム有機栽培カフェインレスコーヒー豆」。
妊娠中・授乳中の女性をはじめとして、誰でも安心して飲むことができる「有機栽培」のカフェインレスコーヒーです。
森林農法・有機栽培フェアトレードのコーヒー豆を100%使用しているのが特徴。
メキシコの天然水を使用した「マウンテン・ウォーター製法」によってカフェインを除去しています。
そのため化学薬品を一切使用せずに、安全性の高いコーヒーを堪能できます。
またカフェインのカット率は驚異の99.9%。
コーヒーの味わい&豊かな香りを残したマイルドな口当たりのコーヒーです。
森林農法(アグロフォレストリー)と呼ばれる運動にも取り組んでいます。
コーヒー豆の詳細
値段 | ¥1,234 |
---|---|
内容量 | 200g |
ブランド | 琉球フロント |
粉でも売っているので、手軽に飲みたい方は是非購入してみてください。
美味しいカフェインレスコーヒーの作り方
ここでは美味しいカフェインレスコーヒーの作り方をご紹介していきます。
全部で工程は4つあります。
- 水法
- エチルアセテート法
- 二酸化炭素を使った製法
- メチルクロライド法
一つ一つ解説していきます。
水法
生コーヒー豆が水に浸される時にカフェインが豆から水に溶けます。
このカフェインの水溶性を利用し、「水」で脱カフェインする方法です。
しかし、この工程が進むにつれてコーヒーの香りも同時に失われてしまいます。
このデメリットを無くすためにその溶液はコーヒーの水溶性成分で満たされており、カフェインはその後で活性炭または別の吸着剤を使ってその溶液から取り除かれます。
カフェインを取り除かれた抽出液はリサイクルされるため、エコに役立っています。
エチルアセテート法
エチルアセテートとは、いくつかの天然産物や多くの果物にあり、果物特有の匂いの原因になるものです。
エチルアセテートは、生コーヒー豆・焙煎コーヒー豆を含む食材で色々な濃度で存在しています。
カフェイレス工程では、水とエチルアセテートを同時に使った方法が利用されます。
抽出容器の中でエチルアセテートは、カフェイン抽出のために水に浸かったコーヒー豆の周りを循環します。
その水とエチルアセテートの混合液とカフェインは抽出容器から流れ出ます。
そして、この抽出ステップが何度も繰り返されるのです。
二酸化炭素を使った製法
この方法は難しいので簡単に説明していきます。
例をとして、超臨界二酸化炭素抽出法/液体二酸化炭素法が挙げられます。
加圧して超臨界状態(機体でも液体でもない状態)となった二酸化炭素によってカフェインを分解する製法です。
二酸化炭素は人体に無害であり、残留に配慮せずに済むことが可能です。
また、超臨界状態となってもカフェイン以外の物質と反応しにくいというメリットがあります。
現状の技術の中ではコーヒーの旨味・風味を最も落とさず、安全性も高い製法と言われています。
しかし、高性能な設備が必要でありコストは一気に上がってきます。
「デカフェではどうしても味が物足りない……」というコーヒー愛飲者は当然のことながら、その高い安全性にも注目され人気が高まって来ています。
メチルクロライド法
メチルクロライド法も難しいので簡単に説明していきます。
この製法では、溶剤を使用します。
カフェインだけを低沸点で選択的に抜き出す溶剤です。
抽出容器の中で、その溶剤はカフェイン抽出のために水に浸かった豆の周りを循環します。
それがその溶剤とカフェインの混合液は抽出容器から流れ出ます。
抽出ステップは残りのカフェイン含有量が少なくなるまで何度も繰り返されるのです。
これらの製法の中では、水を使った水法が一番安全と聞いたよ!
より詳しい知りたい方は「【決定版】カフェインレスコーヒーの作り方とは?不眠・妊婦におすすめ」の記事を参考にしてください。
お気に入りのおすすめカフェインレスコーヒー豆を見つけよう!
いかがでしたでしょうか?
カフェインレスコーヒー豆のおすすめを6選ご紹介しました!
もう一度まとめると以下のとおりです。
- スターバックス カフェインレス カフェベロナ
- タリーズ デカフェエチオピアモカ
- カルディ 焙煎珈琲 有機 デカフェ エチオピアモカ
- ラバッツァ デカフェ (カフェインレス) VP
- カフェインレス コーヒー豆 by Tokyo Coffee Decaf
- ウィンドファーム有機栽培カフェインレスコーヒー豆
カフェインレスの人気は近年でかなり高まってきています。
一番の理由としては、やはりカフェインレスコーヒー豆の効果・効能でしょう。
是非この恩恵を受けながら、今回ご紹介したおすすめのカフェインレスコーヒー豆を一度試してみてください。
また今回はコーヒー豆を中心にご紹介してきましたが、インスタントやペットボトルなどでカフェインレスコーヒーを楽しみたいという方は「【徹底比較】カフェインレスコーヒーのおすすめ人気ランキング13選」の記事をチェック!