パプアニューギニアのコーヒーって有名?
どういうコーヒーを求めている人にぴったりなのかな。
こういった疑問や要望にお答えしていきます。
- パプアニューギニアのコーヒーは爽やかな酸味としっかりしたコクがあり飲みやすい
- パプアニューギニアでは1930年ごろからコーヒーが作られてきたコーヒー大国
- おすすめの銘柄は「土居珈琲 パプアニューギニア シグリ農園」などがある
コーヒー豆研究所は、日本安全食料料理協会(JSFCA)認定のコーヒーソムリエ、げんた(@topcoffeelab)が監修しています。
それでは早速見ていきましょう!
そもそもパプアニューギニアとは?コーヒーの前に知っておこう
パプアニューギニアは南太平洋のニューギニア島東半分に位置する島々からなる国です。
長い植民地時代を経て1975年にオーストラリアから独立しました。
主要産業は液化天然ガスや原油などの鉱業、パーム油やコーヒーなどの農業、林業です。
2003年から経済がプラスで成長し続け、輸出も好調でした。
農業開発を重視していますが、インフラ整備や教育、医療系のサービスが向上するような政策を進めています。
自然が多い国なので、ゆったりとした生活をしている人が多く、大らかな国民性が特徴です。
パプアニューギニアのコーヒーの特徴
パプアニューギニアではどのようなコーヒーが生産されているのでしょうか。
味や風味、等級などの特徴をまとめました。
味・風味
パプアニューギニアのコーヒーには爽やかな酸味があり、とても飲みやすいという特徴があります。
しっかりコクが感じられるので、飲んでいて物足りなさを感じることもありません。
一口飲めばフルーティーな香りが口いっぱいに広がって、芳醇な香りを楽しむことができますよ。
後味もすっきりしているので朝のコーヒーにもおすすめです。
種類
パプアニューギニアで栽培されるコーヒーの多くはアラビカ種に属します。
主な銘柄は以下の通りです。
- シグリ
- マウントハーゲン
- キンデン
- ギガバー
近年はより品質を上げ、スペシャルティコーヒーも生まれ世界中からより注目を浴びています。
等級・ランク
パプアニューギニアのコーヒーは、コーヒー豆の大きさによって等級が決まります。
スクリーン(ふるい)のサイズによって以下の4種類に分けられます。
等級 | 基準 |
---|---|
AA | スクリーンサイズ6.95㎜以上 |
A | スクリーンサイズ6.75㎜~6.95㎜ |
B | スクリーンサイズ6.55㎜~6.75㎜ |
C | スクリーンサイズ5.95㎜~6.55㎜ |
例えば「パプアニューギニア シグリ AA」のように、コーヒーの種類にランクがつけられるという仕組みです。
この他にピーベリーという丸いコーヒー豆にPBというランクをつけることがあります。
AAランクのコーヒー豆ってすごく美味しそう!
パプアニューギニアのコーヒーの歴史
パプアニューギニアのコーヒーの歴史は古く、初めてコーヒーの木が持ち込まれたのは1930年代と言われています。
ヨーロッパの宣教師がジャマイカのブルーマウンテンが移植し、1950年代になると本格的なコーヒー栽培が始まりました。
パプアニューギニアのコーヒーの代表的な品種ともいえるシグリが誕生したのもこの頃だと言われています。
オーストラリアから独立後はパプアニューギニア独自のコーヒー栽培を行い、現在に至ります。
パプアニューギニアは標高の高い山脈が連なっていて。昼夜の寒暖差や雨季と乾季がはっきりと分かれた気候はコーヒー栽培に適した環境です。
あまり機械化が進んでいないため、栽培や収穫は手作業で行われることが一般的です。
パプアニューギニアのコーヒーがおすすめな人・そうでない人
パプアニューギニアのコーヒーは以下のようなものを求めている人におすすめです。
- 爽やかな酸味が好きな人
- くせはないけれどコクがあって飲みやすいコーヒーが好きな人
- すっきりした後味のコーヒーを飲みたい人
パプアニューギニアのコーヒーは酸味が強くなく、爽やかな味が特徴です。
くせがなく飲みやすいですが、キャラメルのようなしっかりしたコクが感じられます。
すっきりした爽快な後味で、口の中にフルーティーな甘さが広がります。
クリーンで繊細な味わいを求めている方は、ぜひパプアニューギニアのコーヒーを飲んでみてください。
反対に、以下のような人にはおすすめできません。
- 苦味が強いコーヒーを求めている人
- コクが深いコーヒーが苦手な人
パプアニューギニアのコーヒーはクリーンな味わいなので、苦味の強いコーヒーが好きな人だと少し淡泊に感じられるかもしれません。
また、コクがあるコーヒーの中では味のバランスが取れていて飲みやすいと言われていますが、そもそもコクが深いコーヒーだと飲みづらいという人には合わない可能性があります。
パプアニューギニアコーヒーと似ているコーヒー
パプアニューギニアと似た気候のインドネシアで作られるコーヒーは、似たような味わいをしています。
パプアニューギニアの方が酸味がやや強めですが、爽やかな味わいなので酸っぱいと感じることはないでしょう。
インドネシアのコーヒーの方がより苦味を感じられるので、好みに合わせて選んでください。
インドネシアのコーヒーについては「ジャワコーヒーの特徴とは?味わいから美味しい飲み方まで完全解説」の記事で詳しく解説しています。
また、フルーティーな香りとマイルドながらも強いコクが感じられるコロンビアのコーヒーにも似ています。
コロンビアのコーヒーはより濃厚な甘味が感じられるという特徴があります。
インドネシアのコーヒーについては「コロンビアコーヒーの特徴とは?豆の品種から美味しい飲み方まで解説」の記事で詳しく解説しています。
パプアニューギニアコーヒーのおすすめ5選!通販でも買える
パプアニューギニアのコーヒーでおすすめの商品を5つ紹介します。
まとめると以下の通りです。
- 土居珈琲 パプアニューギニア シグリ農園
- 横砂園 パプアニューギニア トロピカルマウンテン
- de cafe ニューギニア マウントハーゲンAA
- Elena パプアニューギニア エリンバリゴールド
- スターバックス パプアニューギニア
順番に解説していきます。
1. 甘味の奥に上品な苦味がある「土居珈琲 パプアニューギニア シグリ農園」
パプアニューギニア西部に位置する標高1,500mのワギ・バレー農園で生産されたコーヒー豆です。
「1日で1年の気候を繰り返す」と言われているほど気象の変化が激しく、コーヒーの生育に適した環境で作られた質の良いコーヒーを味わえます。
アプリコットのような酸味とフルーティーな香りでとても飲みやすく、かつコーヒーらしい苦味も感じられます。
完熟したコーヒー豆を手摘みで収穫し、通常より時間をかけて発酵させ天日乾燥した自慢のコーヒー豆を味わってください。
土居珈琲で買うなら「初めてのセット」が圧倒的におすすめ。人気の2種類をお得にまとめています。
商品詳細
名称 | パプアニューギニア シグリ農園 |
販売店 | 土居珈琲 |
容量 | 200g |
価格 | 1,620円 |
焙煎度合い | ハイロースト/シティロースト/フルシティロースト/フレンチロースト/イタリアンロースト |
豆の状態 | 豆/極細挽き/細挽き/中挽き/粗挽き |
土居珈琲についてより深く知りたい方は「土居珈琲の評判は?美味しさの理由からおすすめのコーヒー豆まで解説」の記事をチェック!
2. パプアニューギニアの特徴が詰まった「横砂園 パプアニューギニア トロピカルマウンテン」
自家焙煎コーヒー豆を取り扱っている横砂園のパプアニューギニア トロピカルマウンテンです。
標高や土壌、気候など全ての栽培条件がコーヒーに適している環境で作られたコーヒーは、適度なボディと甘みが特徴的です。
軽やかな柑橘系の酸味が心地よく、パプアニューギニアらしいコーヒーが飲みたいという人におすすめです。
商品詳細
名称 | パプアニューギニア トロピカルマウンテン |
販売店 | 横砂園 |
容量 | 500g |
価格 | 1,890円 |
焙煎度合い | おまかせ/浅煎り/中煎り/中深煎り/深煎り/アイス用 |
豆の状態 | 豆/細挽き/中細挽き/中挽き/中粗挽き/粗挽き |
3. 華やかな香りとシトラスの酸味「ide cafe ニューギニア マウントハーゲンAA」
移植されたブルーマウンテンの味わいを引き継ぎ、高品質なコーヒー豆の産地となったパプアニューギニア。
その西部マウントハーゲンで栽培されたマウントハーゲンAAは、甘い香りとシトラスを思わせる上品な酸味が感じられます。
甘みや苦味も控えめで調和のとれた味わいなので、何度飲んでも飽きがこないコーヒーをお届けします。
商品詳細
名称 | ニューギニア マウントハーゲンAA |
販売店 | ide cafe |
容量 | 100g/200g/500g |
価格 | 1,100円/1,980円/3,850円 |
焙煎度合い | 選択不可 |
豆の状態 | 豆/粉 |
URL | ide cafe ニューギニア マウントハーゲンAA |
4. すっきりした酸味が特徴「Elena パプアニューギニア エリンバリゴールド」
パプアニューギニアの代表的な銘柄と言えばシグリですが、エリンバリゴールドという銘柄も有名です。
小規模な農園で作られたコーヒーチェリーを丁寧に乾燥させ、優しくてまろやかな酸味とフルーティーな味わいの中に、ナッツやチョコレートのようなコクが感じられます。
より風味を活かせるように中煎りより少し深く焙煎したこだわりのコーヒーです。
商品詳細
名称 | パプアニューギニア エリンバリゴールド |
販売店 | Elena |
容量 | 200g |
価格 | 1,566円 |
焙煎度合い | 中煎りより少し深め |
豆の状態 | 豆/粉 |
URL | Elena パプアニューギニア エリンバリゴールド |
5. どこでも気軽に買える「スターバックス パプアニューギニア」
桃やプラム、チェリーと言ったフルーツとジャスミンのような風味にティーのようなコクが感じられるコーヒーです。
パプアニューギニアの肥沃な土壌を活かして作られ、明るくみずみずしい味わいがします。
ホットだけでなくアイスや水出しコーヒーとして楽しんでください。
商品詳細
名称 | パプアニューギニア |
販売元 | スターバックス |
容量 | 250g |
価格 | 1,749円 |
焙煎度合い | 選択不可 |
豆の状態 | 豆 |
スタバのおすすめコーヒーが知りたい方は「【厳選】スタバのおすすめ人気コーヒー豆8選!種類から値段まで徹底比較」の記事をチェック!
パプアニューギニアコーヒーの美味しい飲み方・淹れ方
パプアニューギニアのコーヒーは、その繊細でマイルドな酸味としっかりしたコクが特徴的です。
よりその味わいを活かすために、中深煎りにするのがおすすめです。
おすすめの淹れ方はハンドドリップまたはネルドリップで、沸騰してから少し冷ました90度のお湯を使いましょう。
蒸らしを行ってゆっくり抽出するとよりコクが深い仕上がりになります。
とても飲みやすい仕上がりになっているので、まずはブラックで味わってみてください。
フルーティーな酸味の後にくるコクは、濃厚なのにすっきりとした味がします。
もちろんミルクやはちみつを入れても美味しく味わえます。
どうせ飲むなら美味しいコーヒーが良いよね。
パプアニューギニアのコーヒーについて知識を深めてよりコーヒータイムを楽しもう!
いかがでしたでしょうか?
パプアニューギニアコーヒーの特徴について、歴史やおすすめを紹介しました!
本記事の内容で重要なことをまとめると以下のとおりです。
- パプアニューギニアコーヒーの味は、爽やかな酸味としっかりしたコクがある
- そのため、非常に飲みやすい
- パプアニューギニアでは、1930年頃からコーヒーが栽培されているコーヒー大国
- おすすめの銘柄は「土居珈琲 パプアニューギニア シグリ農園」
是非パプアニューギニアのコーヒーについて知識を深めて、より充実したコーヒータイムを過ごしましょう!