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今回はこういった疑問にお答えしていきます。
この記事を読むことで以下のことが分かるようになります。
- コーヒー豆のローストとは何か
- 自宅で簡単にできるローストの方法
それでは早速見ていきましょう。
コーヒー豆のローストの意味とは?

では、本題のコーヒー豆のロースト(焙煎)について解説していきます。
結論としてローストとは、コーヒーの生豆を炒る加熱作業のことです。
つまり焙煎です。
収穫・精製された「生豆」は淡緑色をしており、味も香ばしさもほとんどなく、この状態では飲むことは到底できません。
ロースト(焙煎)が進むと豆は茶褐色、そして徐々にローストが進むと黒褐色へと変化していきます。
ロースト(焙煎)によって、豆に含まれる成分が化学変化を起こし、揮発性の素晴らしい香りや、苦味、酸味、甘味といったコーヒー独特の風味が生まれるのです。
ロースト時間や熱のかけ方の違いによって、コーヒー豆には浅炒り・中炒り・深炒りといった焙煎の度合いが出てきます。
それによってコーヒーの風味が大きく異なってきます。
覚えておいて損はないでしょう。
ローストは焼き上げるという意味もある
そもそもローストとは、材料をオーブンに入れて焼き上げること、またはくしに刺して直火であぶることなどを意味します。
この調理法で作られた料理もローストとも呼ばれます。
長時間かけて蒸し焼きにするために、食材としては比較的大きめのものが選ばれます。
鳥や七面鳥なら丸ごと、牛肉や豚肉なら塊をそのまま調理されていることが多いです。
また、ローストした料理は「ロティ」と呼ばれます。
「ロティサリーチキン」というと一度は聞いたことがある方がいるのではないでしょうか
また、ローストには「コーヒー豆・ナッツなどを煎る、焙じる」という意味も存在します。
そのため「ナッツ類を乾燥させ、香ばしくするためにオーブンで焼くこと」もローストすると言われます。
ローストの語源
ではローストの語源とは一体どこから来たのでしょうか?
結論としてローストの語源は、英語「roast」からの外来語です。
「あぶり焼き」を意味するゲルマン祖語の「raustjan」が12世紀にゲルマン系のフランク語「rostir」になり、13世紀に英語で「roast」となったと言われています。
昔から非常にローストというものは、一種の調理法として用いられてきたのですね。
ロースト時間によるコーヒー豆の変化

上記でロースト時間によるコーヒー豆の色や味が変化すると言いましたが、以下のように変化します。
焙煎度合い | ロースト時間 | 味 |
---|---|---|
ライトロースト | 短い ↓ | 酸味が強い ↓ |
シナモンロースト | ||
ミディアムロースト | ||
ハイロースト | ||
シティロースト | ||
フルシティロースト | ||
フレンチロースト | ||
イタリアンロースト |
ローストの度合いは、焙煎する時間の長さによって主に8段階に分けられます。
一般的にローストの時間が短いほど酸味が強く、長いほど酸味が抜けて苦味が強くなります。
ロースト時間はライトローストの方は焙煎時間が短く、イタリアンローストになっていくにつれて焙煎時間は長くなっていきます。
コーヒー豆の色変化としてはライトローストの方は色が明るく、イタリアンローストになるにつれて黒に近づいていきます。
つまり味はライトローストの方は酸味が強く、イタリアンローストになっていくにつれて苦味が強くなっていくということです。
そしてよりローストしていくと、コーヒー豆の色は徐々に茶色くなっていき、クロロゲン酸の量も減少していくと言われています。
クロロゲン酸について知りたいという方はこちらの記事を参考にしてみてください。

ロースト度合いの違いによるコーヒー豆のそれぞれの特徴


では、上記で示したローストについてより詳しく説明していきたいと思います。
まとめるとこんな感じです。
- 生豆
- ライトロースト
- シナモンロースト
- ミディアムロースト
- ハイロースト
- シティロースト
- フルシティロースト
- フレンチロースト
- イタリアンロースト
生豆を合わせると、以上の9つになります。
では1つ1つ解説していきます。
生豆
生豆(なままめ・きまめ)は、香りは青臭く、The・農作物という感じです。
ニュークロップは、青々として水分が多いためローストは困難です。
オールドクロップは、多少水分が抜けているため比較的焙煎しやすいでしょう。
ニュークロップ&オールドクロップの間には、パーストクロップというのも存在します。
ライトロースト
ライトローストは薄く茶色になった状態で、まだ香りもコクもありません。
最も浅煎りで、コク・香り共に不足しています。
そのため、美味しく飲むにはあまり適していません。
シナモンロースト
シナモンに近い色のため、この名前が付けられています。
ライトローストは1ハゼと呼ばれる、パチパチというが効果音が始まる前からですが、シナモンローストは1ハゼの真ん中ほどになります。
しかし、どちらも生豆のような青臭さが残っていて、コーヒーを淹れるのには適していません。
つまり、この状態では飲むことが出来ないでしょう。
ミディアムロースト
浅煎りに分類され、酸味が強い&苦味が弱いのが特徴です。
アメリカンコーヒー用向きでしょう。そのため、別名:アメリカンローストとも呼ばれています
ミディアムローストは1ハゼが終わりのロースト度合いです。
苦味はほとんどありません。
焙煎する最初の段階の際に充分な水分抜きを行わないと、渋みが目立ち飲みにくい味わいになってしまうため注意しましょう。
ハイロースト
ハイローストは、中&浅煎りに分類されます。
酸味はまだ残っていて、やわらかい苦味&甘味も出てきます。
ハイローストは、1ハゼと2ハゼ(ピチピチという効果音)の中間のロースト度合いです。
酸味は残っていますが、ほんのりと苦味も感じられます。
シティロースト
シティローストは、中煎りに分類されます。
特に日本・北欧で好まれるロースト度合いです。
シティーローストは2ハゼが始まったぐらいのロースト度合いです。
酸味と苦味のバランスがよく、この焙煎度は多くのコーヒー豆に使うことが出来、バランスよく飲めます。
シティーローストの「シティー」は、「ニューヨークシティー」から来たという説があります。
フルシティロースト
フルシティローストは、中深煎りに分類され、イタリア・中南米タイプです。
フルシティーローストは2ハゼのピークあたりのロースト度合いです。
酸味は、この時点で少なくなり苦味の方がよく感じられ、香ばしい香りが出てきます。
よく見るとコーヒー豆の表面に油が出てきます。
フレンチロースト
フレンチローストは、深煎りに分類され、イタリア・中南米タイプです。
カフェオレ・ウィンナーコーヒー・エスプレッソ・アイスコーヒーなどに向いています。
フレンチローストは2ハゼ(の終わりぐらいのロースト度合いです。
酸味はほとんどなく苦味に変わっています。
コーヒー豆の色はほとんど黒に近く(濃いこげ茶色)で、表面に油も出ています。
イタリアンロースト
ロースト8段階の中では、コーヒー豆の色が一番黒に近くなります。
苦味が強く、香ばしい香りも強く出てきてアイスコーヒーなどに向いているでしょう。
イタリアンローストは2ハゼが完全に終わっています。
コーヒー豆の油でテカテカと光、光沢感があります。
ほとんど酸味はなく、濃厚な苦みが強いです。
自宅で出来るコーヒー豆のロースト方法4つ


では続いて自宅で出来るコーヒー豆ロースト方法について見ていきましょう。
方法は4つあります。
まとめると以下の通りです。
- フライパンで炒める
- 手網を使う
- 手回し式焙煎機を使う
- 電動式焙煎機を使う
1つ1つ解説していきます。
フライパンで炒める
一番お手頃で、初期費用がかからないのはこのフライパンで炒める方法でしょう。
おすすめのロースト方法は以下の通りです。
- フライパンに生豆を入れ、弱火~中火で水抜き
- 水分が抜けたら、中火~強火にして焙煎する
- 随時フライパンをゆすって煎りムラを防ぎましょう
- 10分程度で1ハゼの発生します
- 炒めてから15分程で2ハゼの発生します
- 焙煎が終了したら火からおろし、素早く冷ます
フライパンの種類はあまり問いません。
すでに自宅にあるもので問題ないでしょう。
多くの生豆を一度に焙煎する場合は、深胴の鍋を使った方が安心です。
手網を使う
続いては手網を使う方法です。
おすすめは以下の通り。
- 手網に生豆を入れ、ふたを閉める
- コンロは中火~強火
- 30センチほど離したところで手網をゆすりながら、水抜きします
- 15センチほどに近づけて焙煎します
- 10分程度で1ハゼの発生します
- 15分程度で2ハゼの発生します
- 焙煎が終了したら火からおろし、素早く冷ます
以上が手網を使ったロースト方法になります。
手網は2000円以下で買うことが出来るため、初心者でもロースト出来ます。
フライパン焙煎と違うところは、コンロの火力は常に中火~強火に設定しておくことです。
手回し式焙煎機を使う
続いては手回し式焙煎機を使う方法。
基本的には、上記で説明した焙煎方法と同じです。
注意点として、弱火~中火で水抜きをしましょう。
とってを回すだけで生豆をまんべんなく火に当てることができるため、フライパンや手網よりも簡単に焙煎できるのが手回し式焙煎機です。
熱源もセットになっているものも売られています。
ハンドルを回すスピードは、約2秒で1周程度でいいでしょう。
電動式焙煎機を使う
電動式焙煎機を使う場合は、非常に簡単です。
基本的にボタンを押すだけで完結してしまいます。
簡単に言えば、手回し式焙煎機のハンドルを自動で回るようにしたのが電動式焙煎機です。
値段は張りますが、非常に簡単に焙煎ができるのでおすすめです。
コーヒー豆のローストの違いを理解して美味しいコーヒーを飲もう!


いかがだったでしょうか?
今回は「コーヒー豆のローストとは?焙煎の違いは全部で8段階【初心者必見】」というテーマでお伝えしました。
コーヒー豆のローストの違いは8段階ありますが、それぞれ味わいが全く違ってきます。
段階ごとの違いを理解しながら、自分の好みを探していくことでよりコーヒーの美味しさに気付くはずです!
自宅にあるものでも簡単にローストができるので、是非参考にしてみてください。
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